あと600万円 |
AZは結構、電話が鳴る。 欲しくない営業の電話も少なくないが、先日の電話の先から聞こえた第一報が「あと600万」でした。 コンサルを生業にしているものですから、様々な悩みにはできるだけ応えたい。 公衆電話からかけて頂いていたので、折り返しはできない。 慎重にお話を聞こうとしたが、まもなく電話は切れてしまった。 決して親切ではなかった自分の応対を後悔する。 「向かいます」とは言っていただけたが少し心配だった。 当日も慌ただしく時間が経ち夕刻18:00を回ったころ、一人の女性が、遠慮気味に玄関を開けた。 あっ、午前中の600万の方だ!ピンときた。 今度は落ち着いてゆっくりお話を聞かせて貰った。 よく聞くと、やっぱり、あと600万のようだ。 仮に恵さんとしておこう。 「恵さんはどうやってうちを知って頂けたのですか?」 「以前、バス見て覚えててん。でもそんときは控えるもんがなかってんけど、今日また、バス🚌見つけてん。ほんで電話したんよ」 ありがとう、ございます!! 「ところでバスの何を見て相談してみようと思っていただけました?」 「はい、住宅ローンというのが一番目立つ所に書いてあったからなんですよ」 『うっほほーいっ』実はこの順番、配置について坂本、アケ、私の3人で、あーだこーだ言いながら決めたんですよ。 AZはそこ?という細部にこだわるところがある。 それは間違いなく坂本のこだわりだろうと思われるだろうが、アケもそこ?っていうところで首を縦に振らないことが少なくない。 こだわりのなく繊細でもない私が、見習わないといけないところです。 ところで恵さん、何とかお悩み解決させたいですね。当日、頼みの坂本が不在だったので、早く全容が坂本に伝わり、解決することを望みます。
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2020/09/11
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